2016年7月20日水曜日

Blender でオブジェクトを等間隔に配置するTips

Blenderでオブジェクトを等間隔で配置する方法です。

1.ただ配置するだけの場合

等間隔の頂点を用意してオブジェクトをスナップします。


例として、この9個のスザンヌをグリッド状に配置します。


平面メッシュのオブジェクトを作成。、
配置したい数の分割をしてグリッドを作成します。


スナップエレメントを頂点に設定します。


スザンヌを移動させ、スナップさせたい頂点付近で
Ctrlキーを押すと近接頂点にスナップします。


同じ操作を繰り返して全てのスザンヌを頂点に
スナップさせると等間隔での配置になります。


間隔の変更はPivot Point Alignモード(?)で
拡大や回転などが可能です。

2.全体の移動、回転や間隔の変更をしたい場合

次に、コンストレイントでグリッドメッシュに追従させる方法です。

頂点ひとつひとつに頂点グループを作成します。
左上から~など規則的に作るとリネームしなくても把握できると思います。


スザンヌにCopy Location Constraintを設定します。
ターゲットはグリッドメッシュ、頂点グループは
スナップさせたい頂点を設定してあるグループを指定します。
スザンヌ全部に個別設定するのでちょっと面倒くさいです。


設定が完了すると、グリッド用のメッシュオブジェクトの
変形にスザンヌが追従するようになります。
移動、拡大縮小、回転、自由自在です。


コンストレイントの確定は、
Object>>Apply>>Visual Trasform


~追記~

3.直線状に配置するだけでいい場合

コンストレイントでボーンの直線状に配置します。


例として3種類のスザンヌとシングルボーンのアーマチュアを用意。

 
(ボーンの表示を見やすいように変更しています。B-Bone、X-Ray。)
オブジェクトそれぞれにコンストレイントを設定。

Copy Location Constraint、Target Atmature:Bone
Head/Tailの数値は0~1で根本~先端に対応しています。
ここに数値を入力して配置位置を決めます。
0、0.5、1、の三等分、三種類。
配置するオブジェクトが多いと入力が面倒なので10個以下の配置に使うのが限度でしょう。


アーマチュアを拡大すると間隔が広がります。
回転や移動にも追従します。


4.メモ

1種類のオブジェクトを並べる場合はDupliVers、DupliFrames、Array Modifierなどの機能を使うと良いです。

Adobe Bridge で3Dモデルのサムネイル表示

Adobeのソフトをインストールすると付随してインストールされるAdobeBridge
体験版ソフトにも付いてくるので実質、誰でも無料で利用できますし、
3Dモデルのファイルもサムネイルで表示してくれるなかなか便利なソフトです。
CS4のドキュメントによると、OBJ、3DS、DAE、KMZ、U3Dが表示可能だそうです。
画像ファイルにタグを付けてフィルタリングが出来るのも便利です(出来ない形式も有り)。

サムネイルキャッシュの作成および書き出し、を実行すると、
隠しファイルとして同一フォルダにキャッシュデータが保存されます。
同時に一時キャッシュファイルがユーザードキュメントフォルダにも作成されて
HDDを圧迫するので、こちらの方は環境設定で無効にする等、調整すると良いです。

ぐるぐる回して確認や、大きなプレビュー画像は表示されませんが、
とりあえずどんな形状の3Dデータなのかをサムネイルアイコンで一覧表示できるので
AdobeBridgeオススメです。

Windows10のエクスプローラでPDFのサムネイルプレビューが表示されませんが、
AdobeBridgeでならPDFもサムネイル表示でファイル管理できますし、
エクスプローラでサムネイル表示されない、マイナーな画像形式も大抵は表示可能、
ClipStudioPaintのClipファイルも、ClipStudioPaintとAdobeBridgeのバイナリ形式
(32bitか64bitか)を一致させるとサムネイル表示できます※。
※一致していないと表示されません。

AdobeBridgeメモ

  • Photohsopと連携して、画像をJPEG1~12、TIFF、PSDへ一括変換。
  • 複数の画像を選択しレイヤーとしてPhotoshopへ読み込む。
  • 複数開ける。
  • 操作の同期したクローン状態のウィンドウを開ける。プレゼン用?
  • 画像にレーティング、ラベル、タグをつけて管理できる。(付けるのは面倒)
  • Ctrl+F、検索で単語で除外、レーティングで絞込など可能

3Dモデルのプレビュー表示

Windows10、Mixed Reality ビューアーというアプリに3Dモデルファイルを関連付けすると、エクスプローラでFBXやOBJのプレビュー表示が可能。

メモ

SageThumbsというフリーソフトでWindowsエクスプローラでPSDのサムネイル表示が可能になるそうです。

2016年5月21日土曜日

Windowsの画面を動画として保存する

WindowsOSでの画面操作を動画として保存するためのTips、メモです。
Youtube等、動画サイトへ投稿するのが目的なので、それ寄りの情報になります。

2016年5月13日金曜日

Photoshop フィルタプラグイン 雨、雪、煙など

Ulead Particle.Plugin

本家での配布は終了したのか、見つけられませんでした。
インターネット検索や過去のアーカイブから入手可能です。
(2016年5月現在)

雨、雪、煙などの効果を付ける事が出来る、
無料で使えるWindows用のPhotoshop互換フィルタプラグインです。


数種類のフィルタから一つ選んで適用します。


以下サンプル。


Bubble

シャボン玉を飛ばせます。


Firefly

光の玉を飛ばせます。直訳でホタル。


Rain

雨を降らせます。角度は変えられないようなので後加工の必要ありです。


Snow

雪を降らせます。
拡大してみると○△□というような形状になっているので、
後加工で水晶フィルタなど適用して形状を崩してやる必要ありです。


Cloud

雲、霞のような効果をつけます。


Smoke

煙。


Fire

炎。何故か効果の解像度が粗いですし、いまいち炎っぽくありません。
そのままでは使い道がない感じです。


Star

星。光のトゲの本数を設定できます。デフォルトだと回転角度がバラバラで不自然なので、
SelectAllで全部の星を選択して角度スライダの設定で回転角度を揃えてやると良いと思います。

以上。

全体的にクオリティが今ひとつですが、自分でゼロから作成するよりは手間がかからず、
加工用の素材として使えるかと思います。

インストール時の注意点
デフォルトのインストール手順だとPhotoshopのフィルタ保存先フォルダが違います。
なので、フォルダ参照にて指定する必要があります。
インストール先のフォルダにあるDLLをSystem32フォルダにコピーしておかないとエラーで実行できません。
手作業でファイルをコピーする必要があります。

ZBRUSH シンメトリー形状を拡大縮小する場合の注意点

トランスポーズラインのスケールモードで左右対称の形状を
拡大縮小変形する場合に知っておくべき事。

この星のパーツの大きさを編集する場合。

センターが基準になってスケール変形されてしまうので
星の位置がずれてしまいます。

Transform/Local Symmetry 機能をオンにします。
(同じアイコンが二つありますが、緑枠で囲んである側)

すると、トランスポーズラインの基点を基準にした拡大縮小変形が出来ます。

ZBRUSH ダイナメッシュの解像度を高くしても低解像度で更新されてしまう現象の対処法

細長い棒のような形状のメッシュをダイナメッシュでモデリングしていると、
ダイナメッシュの解像度設定を高くしても低解像度のままで更新されてしまうことがあります。


対処法

メッシュが収まる直方体(バウンディングボックス)が立方体に近い形状になると正常に動作するようになります。
ですので、一旦、立方体に近くなるように変形してダイナメッシュを更新します。
※ZBRUSHはバウンディングボックスを表示する機能がまだ無いようなので、心の眼で見てください。

手順
・SCALEスライダを何度か適用して形状の比率を立方体に近づける(拡大方向)
・ダイナメッシュを更新する
・SCALEスライダを逆に適用し形状を元の比率に戻す

以上です。

注意点
ダイナメッシュのかかり具合がSCALE変形の分、歪みます。

細長くない形状なのにダイナメッシュの解像度が上がらない場合は単純にメッシュを大きくするだけで解決すると思います。
ダイナメッシュマスタープラグインを使うのも良いかもしれません。
DynaMesh Master


ZBRUSH トランスポーズラインでのスケール変更が微調整できない場合の対処法

Eキーで有効になるトランスポーズラインのスケールモードでメッシュの拡大縮小をする時、
拡大縮小のされ方がガタガタッと急に変化して微妙な調整が出来ないことがあります。
(ZBRUSH内でのメッシュの大きさが相対的に小さすぎる場合に起こるようです。)

トランスポーズラインの長さを長くとると多少良くなりますが、画面を引いた状態になるので、
細部を見ながらの調整が出来ません。

対処法

モーフターゲット機能を使います。

手順
・拡大縮小する前にStoreMT
・おおまかに拡大縮小します
・Morphスライダで微調整

以上です。