2019年1月7日月曜日

HandBrakeで動画の一括エンコード

HandBrakeを利用して動画を一括でH.265形式へ変換する。
Linux版1.2.0でのメモ。
https://handbrake.fr/



  インストール  

Linux Mint Cinnamon 19にて。
システム管理 >> ソフトウェアソース >> HandBrakeのPPAを追加
ppa:stebbins/handbrake-releases
>> ソフトウェアの追加 >> HandBrakeを検索してインストール


   環境設定   

ファイル >> 保存先の設定
変換ファイルの保存先フォルダを指定しておく。

ファイル >> 設定
必要に応じて自動名前付けテンプレートを設定(保存ファイル名の自動化設定)。
MP4ファイルのチェックを付けると拡張子が.m4v、付けないと.mp4になる。


  一括処理の方法  

変換したい動画をフォルダにまとめておく

ファイル >> ソースを開く >> フォルダを指定するとまとめて読み込まれる
[タイトル]のプルダウンで読み込まれたファイルを確認できる。

エンコードの設定をする
後述。

キュー >> 複数追加 >> すべて選択 >> OK
全ての動画がキューに追加される。

開始▶
キューの上位から順にエンコードされる。あとは放置。


   エンコード設定   

概要
フォーマット:MPEG4
他、出力されるファイルの詳細情報が表示される。

映像サイズ
自動クロップ:有効で勝手にクロップされている。必要に応じて取り消し。
左右に黒フチがあるならクロップするとファイルサイズが稼げる。
保存映像サイズ:ソースに最適化をチェック。
表示映像サイズ:アスペクト比は自動的に最適化される。

フィルター
デインターレースだけデフォで有効設定っぽい。要らないなら無効に。
他、シャープやノイズ除去などいろいろ。(ノータッチ)

ビデオ
エンコーダーの設定:H.265、H.264
フレームレート:ソースと同じ(可変)、23.976(アニメ)、29.97(実写)
チューン:なし(分からないからいじらない)
RF:綺麗←19、202224、25→劣化
Xvidの再エンコードなど、もともと劣化しているなら20にする必要は無い感じ。22で劣化が進んでいる感じはしない。ファイルサイズは半分~1/3程度になる。
ビットレート指定でのエンコードは知識、ノウハウがないのでノータッチ。

オーディオ、字幕、チャプター、タグ※
ノータッチ

必要なら設定をプリセットに保存。デフォルトとしても登録可能。
映像処理の結果は別窓のプレビューウィンドウの[▶]ボタンでチェックできる。


   メモ   

作成した動画ファイルのメディア情報、タグのタイトルに保存時のファイル名が登録されてしまう。後からファイル名を編集してもタイトルが保持されてしまうので都合が悪い。削除や編集するには、
STEP_K
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/review/1009244.html

を利用すると簡単。他の派生版では何故か動画ファイルが読み込めなかったが、これは問題なかった。列選択でタイトル(トラック名)を一気に削除すると良い。一時的に付けた連番の削除も出来る(先頭/末尾のn文字を削除)。編集は表計算ソフトやテキストエディタへコピペで。追加で貼り付け(前/後)が便利。Wikiが無くなっていて詳細不明。

Windows10、エクスプローラにて、フレーム高、フレーム幅、フレーム率、の表示項目で、動画の縦横ピクセル数、フレームレートを表示、ソートできるので、チェックしておく。フレームレートのおかしいものなど、エンコードの際に修正したり、個別に対応する。

0 件のコメント:

コメントを投稿